年末年始のサイト運営チェックリスト
サイトの年末メンテナンスは、休みのあいだに新しい作業を足すことではありません。バックアップ、PHPとWordPressの更新、証明書の期限、休業告知を、まだサイトを見られる日へ前倒しします。WordPressの年末の更新も、同じ順番で見てください。
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年末年始は、サイトを止めておかないと危ない?
先に結論を3行で言うね。止める話と、見ておく話は別だよ。
休業の前に、ファイルとデータベースを保存し、そのコピーを別の場所から開けるか確認する。
PHPとWordPressなどの更新は、サイトを見られる日に済ませる。休み中に自動で走った更新は、明けに結果を見る。
証明書の期限、休業の告知、問い合わせの届き先を、休みに入る前に書き出しておく。
休業の長さはサイトごとに違います。この記事は、期間を一種類に決めません。人手の少ない日に、初めての更新や、戻し方の未確認を残さないための順番です。年末だから攻撃が増える、とは書きません。
先に見るチェック表
表は、休みに入る前の確認です。画面のボタン名は提供元で違うので、この表には置いていません。操作はその提供元の手順に合わせてください。
| 項目 | 休みの前に見ること | 確認できた、と言える状態 |
|---|---|---|
| バックアップ | ファイルとデータベースを、近い時刻で一組にする。保存先は、そのサイトのサーバーの中だけにしない。 | 休み中に戻せる人が、そのコピーを開ける。中身の日時が、今回の作業のもの。 |
| PHP | 動いている版と、提供元の修正案内を照合する。WordPressの更新画面の番号だけで代用しない。 | 提供元の適用と、サイト側で見る版が一致する。手順はPHPのチェックリスト。 |
| WordPressなどの更新 | 案内されている版かを、管理画面の更新で見る。大きな更新は、表示を確認できる日に行う。 | 更新のあと、表示、ログイン、そのサイトで欠かせない操作を一度見た。 |
| 証明書(SSL) | ブラウザが表示する証明書の期限と、提供元の期限を照合する。自動更新なら、直近の成功も見る。 | 期限が休業のあとまであり、更新が失敗したまま休みに入っていない。 |
| ドメインと契約 | ドメイン、サーバー、支払い方法の更新日が、休業と重なるかを契約情報で見る。 | 休業中に期限が来ない。来る場合は、見られる日に更新するか、担当を決めた。 |
| 休業告知 | 期間、返信を再開する日、急ぎの連絡先、注文や予約を受けるかを書く。 | トップか問い合わせと、自動返信が同じ内容で、公開ページから読める。 |
| 届く連絡 | フォームや決済の通知先が、休み中に読めるかを、テストの送信で見る。 | テストが届いた先と、休み中にそれを見る人をメモした。 |
7つ全部を、休みの当日にやればいい?
見られる日に終わらせよう。当日は、書き出したメモを見るだけでいい。
バックアップは、戻せるところまで見る
WordPressのバックアップ案内は、データベースを定期的に、そして更新の前には必ず保存する、と書いています。ファイルとデータベースは別です。WordPressのディレクトリを取っただけでは、データベースは含まれません。同じ案内は、保存したコピーが別の場所にもあると、一つが使えなくなっても戻せる、とも書いています。
更新手順の案内も、始める前にデータベースとファイルを保存し、作ったバックアップがそこにあって使えることを確認する、としています。この記事は、その確認までを年末の作業にします。ファイルを消して差し替える手動の更新手順は、ここには書きません。
- ファイルとデータベースを、近い時刻で保存します。投稿や注文が動いているサイトは、その時刻をメモします。
- コピーは、そのサイトのサーバーの中だけに置きません。休み中にそのサーバーへ入れなくても開ける場所を、一つ持ちます。
- 戻す担当者が、その場所を開けます。パスワードを共有する代わりに、見る人を一人決めてください。
- 可能なら、本番ではなくコピーで、戻せることを見ます。本番での復元は、見られる時間に、担当者と分けて判断します。
保存と復元の操作は、契約している提供元の手順に合わせてください。この記事は、特定のパネルのボタン名や、復元のコマンドは書きません。
バックアップのフォルダなら、もうあるよ。
取ったことと、戻せることは別だよ。ファイルとデータベースの両方と、開ける人を見よう。
PHPとWordPressの更新は、見られる日に
年末だから急いで全部を上げる、とはしません。人手の少ない期間に、見たあとの確認ができない更新を始めない、が先です。公開を続けるサイトは、案内された修正を、見られる日に入れます。
WordPressを使っているサイトは、管理画面の「ダッシュボード → 更新」で版を見ます。入手先として公式が案内している画面です。2026年10月28日のセキュリティリリースで何を見るかは、WordPress 7.1.4のチェックリストに分けてあります。同じ記事は、次のメジャーリリース 7.2 を12月8日予定の短周期リリースとも書いています。この記事の時点では、その日はまだ先です。休業に重ねず、見られる日に確認してください。ベータを本番サイトの代わりにはしません。
自動更新がオンでも、始まったことと終わったことは別です。休みに入る前に版を見て、休み中に自動で入った場合は、明けにもう一度見ます。ホスティングの作業時間が終わった表示は、自分のサイトの版が変わった回答とは別に確認してください。
PHPは、WordPressの更新では直りません。PHPの緊急更新チェックリストで、動いている版と提供元の修正を照合してください。番号だけでは、バックポートの有無は決まりません。WordPress以外の公開方法でも、実行環境とアプリケーションの更新は分けます。
プラグイン、テーマ、そのほかの追加機能も、休みの直前にまとめて上げるより、表示を見られる日に分けます。購入、予約、会員登録、問い合わせがあるサイトは、その操作を更新のあとに一度送ります。可能なら、本番の前に検証用のコピーで見ます。
自動更新がオンなら、年末は触らなくていい?
始まりと終わりは別だよ。休みの前と明けに、版と表示を見よう。
証明書と、契約の期限
多くのサイトは、ブラウザとサーバーの間を証明書で保護しています。期限を過ぎると、訪問者の画面に警告が出ることがあります。年末に特別に壊れやすい、という意味ではありません。休み中は、更新の失敗に気づきにくい、という運用の話です。
確認は二つです。ブラウザが表示する証明書の有効期限が、サイトを再び見られる日よりあとにあるか。自動更新に任せているなら、提供元の記録で直近の更新が成功しているか。二つの日付が違うときは、提供元の記録を優先して問い合わせます。ブラウザの表示名は製品で違うので、この記事ではボタン名を決めません。
Let's EncryptのFAQは、既定の証明書を90日有効とし、90日の証明書は60日ごとの更新を勧めています。6日の短い証明書を選んでいる場合は、更新の間隔も短くなります。すべてのサイトがLet's Encryptとは限りません。購入した証明書や、ホスティングが発行する証明書は、その契約の期限を見てください。
同じFAQの時点では、既定はまだ90日です。2026年10月7日の告知は、既定の有効期間を64日にする日を2027年2月10日としています。今回の年末年始はその前です。今回見るのは、いま出ている証明書の期限と、自動更新の成功です。更新の間隔を日数で固定している場合は、2月の変更の前に、提供元の案内で間隔を見直してください。手動での更新を、休みの作業の前提にはしません。
ドメイン、サーバー、支払い方法の期限も、契約情報で見ます。自動更新がオンでも、支払い方法の期限は別に見ます。休業中に期限が来るなら、見られる日に更新するか、決済できる人を決めておきます。期限の日付を、この記事では一例にしません。
警告が出ていなければ、休み中も大丈夫?
いま繋がっていることと、期限が休みのあとにあることは別だよ。
休業告知は、読む場所を揃える
休業するかどうかは、サイトごとに違います。出さない選択もあります。出すなら、次を同じ文面にします。
- 休業の開始日と終了日
- 返信を再開する日。終了日の翌日とは限りません。
- 急ぎの連絡先。公開してよい範囲だけにします。
- 注文、予約、フォームを、休み中に受け付けるか。受け付けるなら、いつ対応するか。
置く場所は、トップだけに限りません。問い合わせのページと、自動返信があるならその文面も合わせます。カートや予約があるサイトは、申し込みのあと何が起きるかを、同じ場所に書きます。告知は、障害を予告する文にしません。いつ戻るかが分かる文にします。
トップに一行書けば、問い合わせも同じ?
自動返信が別の日だと、読んだ人には別の期間になるよ。文面を揃えよう。
休み中と、明けの確認
休み中に、画面を常時見る必要はありません。決めておくのは、表示がおかしいときに連絡する人、その人がバックアップの場所を開けること、監視の通知が休み中に読める宛先へ届くか、の三つです。通知が届かない設定のまま休みに入るなら、届く宛先へ変えるか、見る人を変えます。
サーバーへ入る経路に Tailscale の Tailnet Lock を使っている場合は、署名ノードと復旧用シークレットの保管をTailnet Lockの手順で確認します。休み中に新しい端末を足す予定がなければ、設定は変えません。戻せる人が、保管したシークレットの場所を開けるかを見るだけで足ります。
休みが明けたら、次を一度見ます。
- 公開しているURLを開きます。
- 証明書の期限が、まだ先にあります。
- 管理画面へログインできます。
- フォームを一つ送るか、休み中に届いた問い合わせを読みます。
- 自動更新が走っていたら、版と、購入や予約など欠かせない操作を見ます。
不具合で古い版へ戻す判断には、修正前の版へ戻る可能性も含めてください。戻す操作は、提供元の手順と、休みの前に確認したコピーを使います。この記事は、そのコマンドは書きません。
明けに、また全部の項目をやり直す?
公開ページ、ログイン、届いた連絡、自動更新の結果でいいよ。表は休みの前に見終えておこう。
よくある質問
自動更新がオンなら、年末の確認は不要ですか。
不要にはなりません。自動更新は処理が始まる仕組みで、終わったことの確認とは別です。休みの前にバックアップと表示を見て、休み中に更新が入った場合は、明けに版と表示を見てください。
ブラウザに警告が出ていなければ、証明書は休み中も大丈夫ですか。
いま警告が出ていないことと、期限が休業のあとまで残っていることは別です。証明書の有効期限と、自動更新の直近の成功を見てください。Let's Encryptの既定は、この記事の確認時点で90日です。発行元が違うサイトは、その契約の期限を見ます。
トップページに休業告知を出せば足りますか。
問い合わせと自動返信が別の文面だと、読んだ人に別の期間が伝わります。期間、返信を再開する日、急ぎの連絡先、注文や予約を受けるかを、公開する場所と自動返信で揃えてください。
確認した資料
- WordPress:Backups(更新の前にデータベースを保存する。ファイルとデータベースは別。コピーは別の場所にも置く)
- WordPress:Upgrading WordPress(更新の前にデータベースとファイルを保存し、使えることを確認する。手動でファイルを差し替える手順はこの記事では繰り返さない)
- Let's Encrypt:FAQ(既定の証明書は90日。90日の証明書は60日ごとの更新を勧める。6日の証明書は別)
- Let's Encrypt:64-Day Certificate Lifetimes Coming Feb 2027(2026年10月7日。既定を64日にするのは2027年2月10日。今回の年末年始はその前)
情報確認:2026年11月17日。証明書の期間とWordPressのリリース予定は更新されるため、作業時には提供元の最新案内も確認してください。PHPとWordPress 7.1.4の個別の確認は、上の関連記事に分けています。
この記事は一般的なサイト運営の確認順です。WorkFrame Hub 自身の年末対応の完了を宣言するものではありません。個別の画面名と操作は、契約している提供元と保守担当者に確認してください。
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