Midjourneyで思い通りの構図を作るプロンプト設計術|画角・視点・配置の基本
「雰囲気は合っているのに、人物の位置やカメラの距離が違う」。そんな構図のズレを減らすために、プロンプトを組み立てる順番と具体的な英語表現を整理します。
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なぜ構図が思い通りにならないのか
画像生成AIへ「山を歩く冒険者」「おしゃれなカフェ」とだけ伝えると、被写体や雰囲気は再現できても、人物をどこへ置くか、どこから撮るか、背景をどれだけ見せるかはAI側の判断に委ねられます。
構図を安定させるコツは、長い形容詞を増やすことではありません。プロンプトを次の5要素へ分解し、重要な順に並べます。
- 主役: 誰・何を描くか
- 動作: 主役が何をしているか
- 視点: カメラをどこへ置くか
- 配置: 画面のどこへ主役を置くか
- 画面比率: 横長・縦長・正方形のどれか
先に「主役・カメラ・配置」を固め、色や質感、照明などのスタイル指定は後ろへ追加すると、修正箇所を切り分けやすくなります。
構図プロンプトの基本設計
以下の骨組みに沿って英語の要素を並べます。文章として完璧である必要はなく、短い意味のかたまりをカンマで区切れば調整しやすくなります。
[主役と動作], [カメラ距離], [カメラ角度],
[画面内の配置], [背景・奥行き], [光・スタイル] --ar [比率]
被写体と動作を固定する
「女性」だけではなく、外見・服装・動作をひとまとまりにします。主役が複数いる場合は、それぞれの位置関係も続けて書きます。
a young female adventurer wearing a teal jacket,
standing on a mountain trail and looking toward the distant valley
standing、sitting、walkingなど姿勢を入れるlooking at ...で視線の先を指定する- 服装や持ち物は、構図に必要なものから先に書く
カメラ位置と距離を指定する
被写体の大きさはカメラ距離で変わります。背景を見せたいなら引き、表情を見せたいなら寄る、と目的から選びましょう。
extreme close-up:目や口元など、ごく一部を強調close-up portrait:顔や表情を中心に見せるmedium shot:上半身と動作を見せるfull body shot:全身と衣装を見せるwide establishing shot:人物を含めて場所全体を見せる
角度は eye-level view、low-angle view、high-angle view、top-down view などを組み合わせます。
画面内の配置を言語化する
「中央」「左右」「手前と奥」といった位置関係を明示します。SNS広告やサムネイルで文字を置く場合は、余白の位置まで指定すると実用的です。
subject positioned on the right third of the frame,
large clean negative space on the left for headline text,
layered mountains creating depth in the background
用途別の構図パターン
同じ被写体でも、用途によって最適な距離・配置・比率は変わります。次の型から選び、必要な要素だけ置き換えてみてください。
| 用途 | おすすめ構図 | 使いやすい表現 | 比率例 |
|---|---|---|---|
| ブログのアイキャッチ | 主役を片側へ寄せ、反対側に余白 | negative space for title | --ar 16:9 |
| Instagram投稿 | 中央配置・上半身または全身 | centered composition | --ar 4:5 |
| 縦型ショート動画 | 主役を中央寄り、上下に安全な余白 | vertical full body shot | --ar 9:16 |
| 風景・世界観 | 人物を小さく、奥行きを強調 | wide establishing shot | --ar 21:9 |
Midjourney公式では、アスペクト比パラメータはプロンプト末尾に --ar 16:9 のように置きます。比率は画像の縦横関係を指定するもので、完成ピクセル数そのものではありません。
よくある失敗と直し方
指定を一度に盛り込みすぎる
構図、画風、色、光、衣装、小物を一度に変更すると、何が結果へ影響したのか分からなくなります。最初は主役・距離・配置・比率だけで生成し、構図が決まってから装飾を加えます。
矛盾する距離を同時に指定する
close-upとfull body shotのような矛盾した語を同時に入れないようにします。顔と服装の両方を見せたい場合は、medium shotなど中間の距離を選びます。
縦横比を最後まで決めていない
正方形で構図を詰めたあとに縦長へ変更すると、余白や被写体の大きさが変わります。掲載先が決まっているなら、最初の生成から目的の比率を指定しましょう。
最短で構図を詰める5ステップ
- 掲載先を決め、最初にアスペクト比を選ぶ
- 主役と動作を1文で固定する
- カメラ距離と角度を1つずつ選ぶ
- 主役の位置と必要な余白を指定する
- 構図が決まってから光・色・質感を足す
結果がずれたときは、すべてを書き直さず、5要素のうち1つだけを変更します。人物が大きすぎるなら、スタイル語はそのままにして medium shotをwide shotへ変更します。
まとめ:構図は「順番」で安定する
Midjourneyで構図をコントロールするには、難しい英語を大量に並べるより、主役 → 動作 → 視点 → 配置 → 比率の順番で情報を整理することが重要です。
- 背景を見せるか、表情を見せるかでカメラ距離を決める
- 主役の位置と文字用の余白を具体的に書く
--arは最初から用途に合う比率を選ぶ- 一度に変える条件は1つだけにする
仕様確認: Midjourney公式「Aspect Ratio」、公式パラメータ一覧(2026年9月4日確認)